収益認識基準が改正されて、2021.4.1以後開始年度から、太陽光発電などをしている電気事業者の売電収入の計上が変更になりました。(収益認識に関する会計基準の適用指針103-2項)
簡単に改正内容を要約すると、
1,検針日基準はダメ
2,売電収入は、検針日から決算日までを見積計上する必要がある。
簡便法として、日割り計算してもよい。
3,単価が変動する場合、決算月の前年同月の平均単価を基礎としてもよい。
個人的な意見ですが、検針システム等で決算日までの発電量を把握して、売電収入を計上している会社はOKだと思われます。
中小企業は、そもそも収益認識基準の強制適用はないので、従前からの検針日基準でも大丈夫です。
SPC・ファンドについては、GK-TKスキームだとほぼ中小企業になるかと思いますが、上場会社の連結上重要な子会社なってしまうと適用されてしまうおそれがあるので、注意が必要かなと思います。
SPCが子会社に該当するかどうかは、「SPC(ファンド)の連結範囲」というページに記載してますので、ご参照ください。